1995-03-06 第132回国会 参議院 予算委員会 第8号
というのは、そもそもこの臨時処理法というのは、昭和二十一年の九月三十日というから終戦直後ですけれども、このとき戦時中の戦時罹災土地物件令の善後措置を図るものとして制定された応急的なものでありまして、それがその後も生き残って火災とか震災とか風水害によって滅失した建物に適用されるもので、大都市におけるしかも今般のような大災害にはその適用が非常に弱いと言われております。
というのは、そもそもこの臨時処理法というのは、昭和二十一年の九月三十日というから終戦直後ですけれども、このとき戦時中の戦時罹災土地物件令の善後措置を図るものとして制定された応急的なものでありまして、それがその後も生き残って火災とか震災とか風水害によって滅失した建物に適用されるもので、大都市におけるしかも今般のような大災害にはその適用が非常に弱いと言われております。
なお、この罹災都市借地借家臨時処理法は終戦直前の立法であります戦時罹災土地物件令のあとを受けた立法でありまして、当時の状況から申しまして、その規定自体善意の第三者に対して不測の損害を与える可能性も少かつたばかりでなく、当時の経済事情の下では、土地に関する権利関係の変動も余り頻繁でなかつたという状況であつたのに反しまして、今回の法律案につきましては、罹災都市借地借家臨時処理法に対する戦時罹災土地物件令